複数台のPCのセットアップ、大変なり。
複数台のPCを展開するのに使うMDT、DELLとかHPみたいな感じの「パソコンを購入して起動してみたら、特別なアプリケーションが何も入っていない状態」ならMDTだけで便利に行える。
しかし、普通は「あれも、これもインストールしておいてね」とか「ドライバがいっぱい!」ってな状況になる。
そうなると展開PCにOSとかドライバとかアプリケーションを入れまくって完成させてから、OSのイメージを吸い上げてMDTで管理するのが吉となる。
Windows PEのディスクはイメージキャプチャに使うのが主なんだけど、OSが起動しなくなった時のデータのバックアップにも使えるから重宝している。
Windows PEディスクの作成
1:Windows AIKのインストール
MDT2010でWindows AIKをインストールしてある。入れていないならWindows® 7 用の Windows® 自動インストール キット (AIK)からISOをダウンロードする。
ISOなのでDVDに書き込んで使うか、Virtual CloneDeiveを使ってマウントしてからインストールする。
2:[Windows PE Tools コマンド プロンプト]の実行
[スタート]→[すべてのプログラム]→[Microsoft Windows AIK]→[Windows PE Tools Command Prompt]
Updating path to include peimg, cdimage, images C:\Program Files\Windows AIK\Tools\PETools\ C:\Program Files\Windows AIK\Tools\PETools\..\AMD64;C:\Program Files\Windows AIK\Tools\PETools\..\x86 C:\Program Files\Windows AIK\Tools\PETools>
こんな画面が出てくる。
フルパスが面倒なのでこれからは省略形で書く。
4:イメージの展開、ビルド
あらかじめ「C:\winpe_x86\base」を作成しておく
WindowsPEの基本イメージをビルドする
PETools>imagex /apply C:\winpe_x86\winpe.wim 1 C:\winpe_x86\mount
「1」はイメージ番号
5:イメージの展開、オプションコンポーネントの追加
日本語言語パッケージが既定でインストールされている
コンポーネントの一覧
PETools>peimg /list c:\winpe_x86\base (だららんとリスト表示)
もし日本語言語パッケージが無かったら
PETools>peimg /install=WinPE-FontSupport-JA-JA-Package c:\winpe_x86\mount
Ins(+)に変わる
6:imagex.exeのコピー
PETools>copy "C:\Program Files\Windows AIK\Tools\x86\imagex.exe" "C:\winpe_x86\mount\Windows\System32"
※Windows AIKのインストールフォルダよりimagex.exeをコピーする。
7:wimscript.iniの編集
Imagexでキャプチャ操作時に特定のファイルを除外するように指示するファイルを編集する。
C:\winpe_x86\mount\Windows\System32\wimscript.ini に作成する
[ExclusionList] ntfs.log hiberfil.sys pagefile.sys "System Volume Information" RECYCLER Windows\CSC [CompressionExclusionList] *.mp3 *.zip *.cab *.lzh \WINDOWS\inf\*.pnf
ImageXはwimscript.iniが同じフォルダにあると自動検出する
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追記
Adobe Reader9を入れているなら、「*.JPN」も含めた方が良いかも。